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記録

元カノのこと

恨みが募るので元カノのプライバシーとか一切気にしませんよ。
だらだらぶつぶつと恨み言をたれながすだけ。元カノがいつか読むことがあるのならという妄想をする。

元カノのことは恨みはしても呪いたいとかそういうのはなくて、延々憎しみを言語化してまきちらかしている現在のことも呪っているというのなら話は別だけど、それを言っちゃあ私はすでに元カノに呪われているのでこちらが呪ってなおおつりがくるわ、ただ、あなたは私がこんなにあなたを恨んでいることをひとかけらも想像していないでしょうね、単に甘くて楽しかった思い出として消化しているのかもしれませんね、それが悔しい。
恨んでいると知らせてやりたい。
会いたくないけど。




ずっと元カノへの恨み言をパートナー氏に吐き出しているので、「なんか楽しい思い出はなかったの?」って言われたんだけど驚くほどなんも浮かんでこない。
当時は楽しかったと思う。
一日中一緒にいて全然飽きなくて話は弾むことしかなくて彼女は人の話を引き出すのがうまいから話題を深められてたしときたま奇跡の洒落が生まれては笑いころげて私の最寄り駅のごはんやさんはだいたい回ったしときどき機嫌のいいときは彼女も街中で触れることを許してくれたから肩が触れ脚が触れる特別感にはドキドキしたし女同士なので親の目を気にする必要なく家に泊めることもできたしなにより好きな人と一緒にいた。

でもいつ殺されるかわからない生活のどこが楽しいのか。
いまならわかる。私は殺されたくないあまりゴミにしがみついていた。



彼女が学校帰りうちに来る約束をした日、電車で別の友達と合流した。
なにくわぬ顔で3人で喋ってたけど、彼女は私の最寄り駅で降りるようすも見せず「また明日」と別れを告げた。
がっかりしてたら彼女から連絡がきた。「今から折り返して行くね」

「だってあの子鋭いじゃん。気づいてるかもしれないし。これ以上疑われるようなことできないでしょ」

そのとき私は彼女が面倒くさがらずに折り返してまで会いにきてくれるんだ、ということが嬉しかった。
けどいま振り返って思う、なんでそこまでして細心の注意を払わねばならなかったんだろう?



放課後はよくうちに来てたけどさすがに受験期は時間がなくて、触れあえないストレスがお互い溜まって、学校の誰も来ない教室を見つけて一緒に勉強しながら、たまに少しいちゃついてた。
ある日抱きあってるとき、ほんの少し開いた窓にちらりと人が見えて心臓がわしづかまれた。
おそらく学年も違う男だろう。知り合いでもない。
そのとき感じた「バレる」という恐怖は単に「学校で、誰もいない教室で、恋人とハグしてるのが見られる気恥ずかしさ」ではなかった。
絶対に隠しとおさなくてはならない、見られたら命の危険にさえも及ぶようなものが露見してしまうかもしれない。
「うちの学校にあの教室にレズがいた」と面白おかしく言いふらされるかもしれない。
あのとき抱いた、銃口を突きつけられたかのような絶体絶命の緊張感はいまでも忘れられない。


一緒に旅行行きたいねという話に花が咲いたことがあった。
ひとしきり盛り上がったあと、我に返った元カノは「親にどう説明すんの?」と渋りだした。
「別に友達と旅行に行く、でいいじゃん」と返したけど納得せず、結局計画はお流れになった。

マジョリティーであれ、と彼女に最初に刷り込んだのは親なんだろうなと見当はついていた。
親の期待に応えられないコンプレックスがあったようだし家には親のいないとき一度しか上がらせてもらえなかったし、よくマジョリティーのレールに乗った未来像の話をしていたし。結婚したら子供できたらとか。
当時は親や世間が大事なんだろう、いつか男のもとへ返さなくてはいけないんだろう、それは仕方ない、けど私にとっては悲しみだ、と思っていた。
親の話もまた地雷だったけど、別れてから「親はうちに結婚してほしいとか思ってないよ(だから安心してね復縁しよう)」と言われた。
あっそれいまだから言えることなんだ!? 付き合ってた当時に私を安心させる気はなかったんだ!? そこまで私たちは縛られてたんだ!!?
びっくりして終わった。


彼女は女によくモテた。
いかにも女にモテそうな外見ではなかったが、なぜか幼いころから女に熱烈な恋愛感情を向けられることがよくあったらしく、それでゲイダーを手にいれて、結果私にある日急に「レズでしょ、てか両刀でしょ」とけしかけてきたことが付き合うきっかけになった。
私から見るに元カノも男より女のほうが好きだったにちがいないから、女にモテるなんて需給の完全一致でしかなかったろうに、ホモフォビアを内面化しているばかりにそのモテを持ち腐らせていた。

そしてなんとクラスにはもうひとり元カノのことを好きな女の子がいた。共学40人クラスに女を好きな女が3人いたことは強調したい。私はセクマイをごくごく少数という意味の数字的マイノリティーだとはまったく実感してきてない。
元カノはその子について「完ビアンだろう」と推察していて、実際そう思って見てみるとその子は顔が本当に近い、耳にふっと息を吹きかけるようなちょっとぎりぎりないたずらをよくやる、目線が甘い。元カノへ向ける矢印はあからさまだった。
バレンタインにやるクラスの女子チョコ交換会で、その子は「好きー♡」「好きー♡」とふざけて一言添えながら女の子たちに渡して回っていた。元カノに渡すときだけ、「愛してるー♡」と言った。
あからさまではあったけど、あまりにもささやかすぎる健気さにいまは涙が出てくる。想いを告げる勇気はその子になかったんだろうな。まあそいつと付き合っても社会に殺されるだけだけど。

私はハグ魔だからよく女の子にスキンシップをしていたけど、その子とするハグがいちばん好きだった。
その子はかわいかったし、お互いに「うおお女ーー!!!! 愛しい女よ愛した女よねえ私を愛しておくれよかなしいわ」という切実さをもって深く抱き合えるような共有感があったのだ。(ひとつ弁解しておくと、私は修学旅行や合宿のときみんなと一緒に風呂は入ってない。誰彼構わず欲情はしないけど漠然とした罪悪感はあった)
当時は三角関係という点でその子にカミングアウトできなかったけど、いまちらと再会したいなと思っても、私は男に逃げた身だ。逃げることさえできない人に合わせる顔は持ってない。
レズビアン系のオフ会やイベントにももう行けないなあと思うと悲しい。



元カノの話に戻る。
元カノはたいていの人間をつまらないと思っていてさらに飽き性で、二年半も同じ人間を好きでいること自体珍しかった。
感情の抑制ができないというか怒りを発露することを悪いことだとはまったく思ってなくて、自分の怒りはすべて正当だと思い、よく自分をいらつかせる人をつくっては面と向かってキレていた。
私はキレる彼女の存在に麻痺していたのと、急にキレだす彼女への対処の仕方がわからなかったのと、彼女が知らないところで勝手に怒りを発露させていたりしたのとで、元カノを制御することができなかった。
なんだかんだ私もその数人の友人たちより元カノのことが好きだったから彼女を優先したいと思ったし、まあ彼女が誰かを嫌いでも私は私でその子らと仲良くしてればいいか、と思ってたけど、そうは言っても私のそばには元カノがいるのでその子たちに近づく機会もなくなっていき結局疎遠になった。
でもひとりだけなんとしても手放したくない友達がいたので彼女とは元カノの見えないところで会っていた。
あとでバレて「なんで隠すの」と怒られたけど隠さなかったら隠さなかったで「なんで会うの」って怒って束縛するじゃないか自分が束縛してるとも思わずに……。
そういえばそのころ現パートナー氏とよく友達としてメールのやりとりしたりふたりで会ったりしてたけどこれだけは絶対バレてはならないと思って隠しとおしたな。「男と付き合うべき」といじけられて殺されるだけだ。
そういうことについて私は「彼女の嫌がることをやる」という点で見れば不誠実であり浮気だったのだろうけど、建設的な話し合いができない関係では隠すことが最善になっていた。
結局、手放したくなかった友達とは条件つきで婚約をしてるくらいいまも密な交流があるし、パートナー氏についてはまさにいまこの人でなければきっと私は元カノの毒牙で男に逃げた自分を自分で呪い殺し女も男も選べなくなっていたかもしれないので、恋愛という病気のために自分の意思を曲げずにいて本当によかった。
元カノは人当たりはよかったけど本当に自分のテリトリーに入らせてもいい人間を私以外につくらなかったので、その場限りでない関係をいま誰かと構築できているかどうかは知らない。


ばかばかしい揉め事はよくあった。二ヶ月に一度は険悪になっていた。
あまりにしょうもなくて覚えているのは「ファンタガルボ事件」。
私の買った500mlファンタに彼女がふざけてガルボを押し込んで入れた。
彼女は笑ってもらえると思ったんだろうけど私は「本当にやめて」と少し怒気を見せ、予想外の反応だったのか今度は彼女が不機嫌になった。
口もろくにきいてもらえず、なぜか私が機嫌を直そうと気を遣い謝ったりして、険悪な空気のまま帰宅。
「お前は怒らないよね、気を遣わなくていいから楽」と彼女はよく言っていたけど、きみが怒らせてもくれなかったんだよ。知らなかったのね。


元カノは基本的に人間を好きじゃなかったけど、ときどき「面白いなこいつ」と思った人と気まぐれに一気に距離を縮めることがあった。
とある女の子といつのまにか仲良くなっていたとき私は嫉妬した。
彼女はすぐに気づき、「(私)が嫉妬するからもううちに近づかないで」とその子に話したらしい。
え、中学生かよ……恋人だから嫉妬しているだけだとなら話してもいいけど、私、友達の友情関係にまで口出ししたがる幼稚な人物像だと設定されたのかよ……。
当然その子は「なんで制限されなきゃいけないんだ?」と思ったのでしょう、元カノに近づかなくなるなんてことはなかった。
私は、その子と元カノが仲良くすることに苛立っていたのではない。束縛も口出しもまったくしたくない。私のいないところで仲良くするのはどうでもいいしその子自身のことは好きだった。
そうじゃなくて、私が嫉妬すると知りながら私の目の前でその子とスキンシップ含めていちゃいちゃする、その光景を見ていたくなくて離れて外で待っていたら平気で何十分も私を待たせる、そして私と険悪なときにはわざと連れていたはずの私を放り出し、その子と連れ立ち私に当てこすってくる、彼女のことにどうしようもなくムカついていたのだ。
彼女の歪んだ伝え方のせいで私はその子に対して「あなたのこと嫌いじゃないよ、むしろ好きだよ!」とアピールしなければいけなくなった。余計な軋轢なんか生みたくない。
そういう努力のためと、あと、私も子供だったので「すぐに人と密接な関係をつくれる元カノの人柄」に嫉妬して自分も彼女みたいになれることを証明したくてその子と距離を縮めようとしていたら、元カノに「なんでお前まで仲良くしようとしてるの、うちへの当てつけ?」と言われ首を絞められた。
麻痺していた私はこのとき「そんな脅しに負けるかよ」としか思わなかった。
別れた日に「うち、ここ1年は○○とは関わらないようにしてたよ」と言われたときはくらくらした。
なにも伝わってなかったし、なにも伝えられなかったし、こんなにまで意思疏通のままならない関係だったんだと、そのときやっと気がつくことになる。


卒業のとき元カノと別の友達と4人で遊んだんだけど、途中彼女が完全に自分のミスで些細な失敗をしたのに笑って流せず不機嫌になった。
そこからずっと場の空気が悪くて、沈黙が支配するなかずるずる解散した。
私はいたたまれなくて友達に「ごめんね」と謝っていたけど「なんであなたが謝るの」と不思議がられてしまった。ほんとにな。でも私が甘やかしつづけてたからさ。
後日そのうちの1人に会ったら、「もうあの子に会いたくない冷めた」と打ち明けられた。
「あ、そんなあっさり切り捨てていいんだ、切り捨てられるんだ」と目の覚めるような思いがした。もう別れてたけど。



元カノを振ったというか、正確に言えばその二ヶ月ほど前、まさに入試が始まる直前に「別れよう」と言われていた。
私は傷ついたというよりも、このときはもう、なんでいまなんだ、という苛立ちしか残らなかった。
そのため消化ははやく、「卒業するしもういっか、今度こそ振り回されなくて済むんだ」と清々しながら試験に追われて元カノのことは早くも過去になりつつあった。
しかし試験が終わり久々に学校で会った彼女はまた、気のあるそぶりを見せた。呆れることにも、自分がそれでもまだ彼女を好きでいることにも疲れた。
卒業式の日、卒アルを交換して互いにメッセージを書いた。ちょっともういま卒アル開きたくないんだけど隣で少し涙を拭いながら書く元カノを見て、「なんでこの人に泣く権利があるんだろう」とぼんやり思った。


あえて振られた二ヶ月後を「別れた日」と言うのは、初めて私からぶちまけて振った日だからだ。
たわいない話をしたあと彼女は「今度○○と○○くん(男女カップル)がディズニー行くんだって、うちらも行こうか?」という話をふっかけてきた。
長く付き合ってもう知ってる、これが元カノの復縁の方法だ。「傷つけてごめんねやっぱりよりを戻したい」となんか絶対言わない不誠実さだ。
「なんで?」「無理」と返したのが私の最初で最後の反乱だった。


二ヶ月前に私を振った理由はなんだったの、と聞いたら「うち依存しすぎてるからこのままじゃやばいと思って」。
私が失恋のせいで試験に失敗したらどう責任を取るつもりだったんだろうな?
人が傷つくことがわからない。人の痛みが見えない。自分のことしか考えてない。
唯一私のことを考えているんだろうな、と思ったことは全部、「男と付き合うべきこの人を自分が縛っていていいんだろうか」という旨の話だった。目の前に存在する私の意思を慮ろうとしてくれたことはなかった。


別れ話をしているあいだ彼女はしきりに「友達になりたい」と懇願した。
「恋愛感情と友情はどう違うのか」と悩んでいた元カノ。
別に恋愛と友情の定義は人それぞれだから悩むことには文句はない。
しかし元カノの悩みは「女同士に恋愛感情は存在しない」から出発している。論外。私に言えることはない。

そういう彼女の「友達になりたい」は、だから、「最悪恋愛は切り捨てても問題ない、むしろ同性愛に悩む必要がなくなって都合がいい。自分の都合のいい状況をつくりたい」という願望だ。

彼女にとって私は都合のいい存在だった。
「スクールカースト的に"ふつう"から逸脱しないため彼女の見下し対象でない存在でありながら、退屈で(彼女の思う)大衆的でもない、会話が弾んで相性もいい、どこか甘い空気感を保った距離でそばにいて、自分が勝手にキレてもわめいても許してくれるから気を遣わなくていい」。

そんな都合のいい人間がなんで友達でいてくれると思ってたんだろう。
恋という病気にかかってなければ恋愛という見返りを求めなければ私はとっくに離れていたよ。
彼女に都合いい、「同性愛として恋人契約関係にならないけど、たえず甘い空気をつくりだせる、なにをしても怒らずそばにいてくれる人間」はどこにもいない。
そんなことも知らないで恋愛と友情のちがいなんか考える資格ないからな。



別れ話の最中、こないだ4人で遊んだ友達に迷惑をかけたこと謝りなよと言ったらすぐさま友達に電話をかけて、「今度また4人で遊ぼうね!」と言った。
「なに勝手に決めてんの」と言ったら「遊べるって思ってるから」と。
私の二度と会いたくない気持ちなど考えもせず自分のためだけに外堀を埋めようと必死な彼女が滑稽すぎたけどいまさらそんなこと程度で冷めることができないほどメンタルは強くなってた。無駄すぎる。


それでも、実は、この約6時間かけて別れ話をしたあと何度か会っている。
というか二日後くらいにまず会った。
会話は彼女が提供してくれるので私はなんの説明もせずただ笑ってやり過ごした。

自分の行動は自分でも謎だったけど最近わかった。彼女にさんざん振り回されてきた復讐のためだ。
振っておきながら翌日にはもう気のあるような態度を見せることを彼女はよくやっていた。(私を好きなのに振っていたからそうなってたのだといまならわかる)
私も同じことをして彼女を振り回し復讐がしたかったのだ。

何度めかに会ったとき、誰もいない家に招いた。
しばらくただ話をしていたけど、勢いつけて彼女は抱きついてきた。
やっぱり友達じゃだめなんじゃん、と思った。
恋愛がしたかったんじゃん。私のこと好きで触れたかったんじゃん。純粋に恋愛と友情のちがいに悩んでいたんじゃなくて異常であるところの同性愛をしたくなかっただけじゃん。なのに恋愛対象を前にしてまでストイックに貫ける信念でもなんでもなかったんじゃん。
なんでそんなものに、そんな程度の権力に、殺されなければならなかったんだろう。
むなしい。
やがて復讐にも飽きて自分もよりを戻そうかどうかとは悩まなくなって連絡を断ったけど、結局振ってから最低でも1年くらいは元カノは私のこと引きずっていたらしい。むなしいな。



なんかいまはなにを見てもなにを読んでもなにをしても泣いてる。
私は女を愛せない。
「いいじゃない、いまからでも愛せば」と言われたら私は怒ろう私のために。
これを書いてて、本当にゴミにしがみついてたんだな、と再認識した。ばかだなあ。ばかだったことに気づかなかったなあ。
元カノに振り回されることに疲れて、告白してきた男と付き合おうかなーと気持ちが揺らいだことはあったけど、「でもそうしたら元カノと二度と友達になれないんだ」と思ってやめた。右へも左へもいけなかった束縛感にぞっとする。
恨んでるってなんらかの形で知ってくれないかなあ。私が浮かばれないなあ。
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